お役立ち資料一覧へ お問い合わせ
MENU CLOSE

Cases 株式会社アグレックス

Astrategy

Astrategyで価値創造の兆しを発見し、 新サービス・新規事業創出へと繋げていく

導入事例_株式会社アグレックス

[取材にご協力いただいた方]
デジタルトランスフォーメーション事業本部
DXビジネス推進部長 仲田 朋宏 様
DXソリューション開発部 上級主任 満留 友希 様
DXビジネス推進部 木庭 幹 様


1965年に創業し、現在は日本トップレイヤーのTISインテックグループの構成1社として、BPO事業をメインに様々な企業を支援する株式会社アグレックス。

10年後のありたい姿を定めた『アグレックスビジョン 2030』が2020年度に策定され、その方針のもと、デジタルトランスフォーメーション(DX)事業本部のDXソリューション開発部とDXビジネス推進部では、新商品・新サービスのR&D推進や新規事業創出活動プログラムの推進に取り組まれています。

今回、同社では新たな事業創造のための調査や日々の情報収集等を目的にAstrategyを導入。リサーチ業務における業務効率化はもちろん、網羅性のある市場調査や新たな気づきに繋がる調査にも役立てています。

新商品、新規事業創出のための調査を目的にAstrategyを導入

フィルターバブル時代の情報収集は誤った意思決定に繋がりかねない

仲田様:DX事業本部にはいくつか部門があり、満留が所属するDXソリューション開発部は、目先の課題をどう解決するかではなく、お客様の「ネクストビジネス」「ネクストソリューション」を考えていく組織です。

そして私や木庭が所属するDXビジネス推進部は、株式会社日本経済新聞社およびウィルソン・ラーニングワールドワイド株式会社からご支援もいただきながら『Re Aggressive AGREX Program』という新規事業創出プログラムの推進を担っている部門で、外部の有識者にも支援いただきながら、新規事業の創出を進めています。

こうした新商品や新サービス、そして新規事業を生み出していくためには、市場の動き、トレンドを的確に捉え、 アクションの精度を高めていくことが大切で、そのための情報収集ツールを探していました。そしていろいろご紹介いただいた中で出会ったのが、Astrategy でした。

満留様:どういったことがいま社会で起きているのかを日々インプットしようにも、昨今はフィルターバブルの時代で、過去の私の閲覧履歴に基づいて情報がサジェストされてしまいかねません。

特に大手検索サイトは検索結果がカスタマイズされすぎてしまい、一般の方にとっては非常に良いユーザー体験となっていても、ネクストビジネスを生み出していくという視点で言うと、情報が限定されてしまい、誤ったキーワードで意思決定をしてしまう可能性があります。

さらに通常の検索では情報の新鮮さが掴みづらく、そもそも検索ワードを知らないと検索できないという課題もありました。そうしたフィルターバブルの時代に、フラットに、かつ新たな気付きへと繋がる情報収集ができるAstrategyのようなツールを探していました。

株式会社アグレックス_仲田様
株式会社アグレックス:仲田様

Astrategy導入により、効率性・意外性・戦略性の向上に期待

仲田様:Astrategyの導入で期待していたことは大きく3つ、「効率性」「意外性」「戦略性」です。効率性で言うと、 もともとWeb上での調査のほか、業界誌や一般誌をはじめ、様々な方法で情報収集を行っていたのですが、メンバーの負担も大きく、その効果や調査効率に課題を感じていました。そこで Astrategyを導入して、膨大な情報から必要な情報を多面的に収集できるようになることで、情報収集の効率性向上に繋がることを期待していました。

また意外性の面では、調査担当者のバイアスに左右されず、また調査テーマやキーワードなど顕在化された切り口だけでない、AIによる新たな気づきへと繋がる調査が可能になることも期待していた点です。

最後に戦略性に関して、たとえばある事業アイデアに対して先行企業がいるかどうか、先行企業の市場創造状況がどうであるかなど、市場調査から戦略立案を進めていくためのメジャメントが容易になることに期待していました。いわゆる「コトラーの競争地位別戦略」におけるリーダー・チャレンジャー・フォロワー・ニッチャーが誰なのか、どこまでやっているのかという定性情報分析を、企業の事例から簡単にまとめられるのではないかと考えていました。

特に新規事業創出プログラムのメンバーは中堅・若手社員で構成されており、こうした市場調査やマーケティングに長けているメンバーばかりではありません。そのため、新規事業創出のための動きというのが手探り状態であったため、不慣れなメンバーが時間をかけて自分たちなりの情報収集を行うよりも、Astrategyを導入したほうが「効率性」「意外性」「戦略性」の3つが確実に向上するだろうと判断し、導入に至りました。

網羅性のある調査により、精度の高いアクションに繋げていくことが可能になった

漠然とした調査においても新たな兆しを発見することができる

満留様:私が担当する領域で言うと、Astrategyの使い方としては主に3つあり、推進すべき事業アイデアなどのキーワードが見つかったときに該当事例を調べるケース 、また単純に社会のトレンドを知るためのリサーチで用いるケース、そしてベンチマーク企業の定点観測としてリサーチするケースです。

Astrategyがなければ知り得なかった情報、また今のタイミングで知っておいてよかったと思える情報というのがたくさんあり、非常に重宝しています。特に市場調査においては、様々な事例を網羅性を持って調査できるため、精度の高いアクションに繋げていけると実感しています。

木庭様:私の部門では、新規事業を検討する際のリサーチとしてAstrategyを活用していますが、たとえば「地域活性」や「子どもの教育」など抽象度の高いキーワードであっても、ビジネスアイデアのタネとなるような情報を見つけることができるのがAstrategyの利点だなと感じています。

株式会社アグレックス_木庭様
株式会社アグレックス:木庭様

仲田様:Astrategyを活用して感じているのが、 Astrategyは創造思考のサポートをしてくれるということです。目的が明確な調査であれば簡単なのですが、ゼロから何か事業をつ くらないといけないという場合、調査の目的も漠然としていて、常に創造のための思考を巡らせなければなりません。

しかしAstrategyを使えば、漠然とした調査からスタートしたとしても、可視化された様々なデータから新たな兆しを発見することができるため、ある意味、Astrategyが代わりに考えてくれているような感覚で、担当者にとっては思考を巡らせるためのネタを容易に手に入れられることができるなと。

従来であれば、同じような結果を得るためには業界専門誌含め、玉石混交とも言える様々な情報に目を通し、それらの情報からどこに兆しがあるのか思考を巡らせなければならず、時間と労力が必要であったわけです。Astrategyによって目的が明確なリサーチの効率化だけでなく、目的が不明瞭なリサーチにおいても効果を発揮しています。

サポートのおかげで調査の質・スキルも向上している

仲田様:Astrategyの導入により、もともと期待していた効率性、意外性、戦略性の向上はもちろん、ストックマークのハートフルなサポートのおかげで調査の質がさらに向上していると感じています。

木庭様:担当の方に、効果的なAstrategy活用方法を定期的にレクチャーいただいています。単にキーワードを打ち込んで調査するだけでなく、調査したい事柄に対してのアプローチ方法(どういったテーマを選び、どういった調べ方をすべきか)を教えていただいたことで、格段に調査の質が上がっています。

たとえばどのように検索しても似通った記事が出てきてしまう場合も、「このワードを除外すると網羅性のある調査ができる」など、ノイズの少ない調査の為の利用の仕方を教えていただきました。

私の部門の場合は、実際にAstrategyを活用するメンバーが他にもいるため、私が学んだナレッジをメンバーにも伝えて、組織として調査スキルが向上できているのは、ストックマークのサポート体制があるからこそです。

思考の新たな考具となるのがAstrategy。社内で広く利用していきたい

仲田様:今後、社内におけるAstrategyの利用が広まっていくにつれ、社員ごとの使いこなし度合いに濃淡ができてくると思っています。そして社内での価値創造に繋がる情報力にも差が生まれ、機会損失に繋がってしまうことにもなりかねません。

そこで、すでに手厚いサポート体制を組んでいただいていますが、さらに社員のAstrategy 活用を底上げすべく、教育サービスをメニュー化して提供いただけるとありがたいなと感じています。そして新商品や新規事業開発部門だけでなく、営業職やマーケターにも Astrategyを利用してもらい、顧客の業界研究や情報提供のネタ集めとして活用していければと考えています。

木庭様:Astrategyの面白さは、様々な新機能が次から次へとリリースされていくところ。そのため、素直に今後どういった機能が新しく追加されるのか楽しみですし、調査の質がさらに向上していくことで、最終的にどういった新規事業が生まれてくるのかワクワクしています。

満留様:仲田や木庭からもあった通り、Astrategyの活用は使い手の調査テクニックやノウハウも大切になってきますが、そうした部分をサポートいただいていることは非常に助かっています。

担当の方が、「人類は何かを思考するというときに『紙とペンで考える』という状態から進歩していない。Astrategyを思考のための新たな考具(道具)にしたい」と仰っていたのです。確かにAstrategyは単なる検索ツールではなく「何かやりたいけど、どうすればよいのか」という思考の第一歩から活用できる。今後も、なにかを考えるときはまずAstrategy を使っていきたいと思っています。

株式会社アグレックス_満留様
株式会社アグレックス:満留様

※記事内容および、ご所属等は取材当時(2021年7月)のものです。

事例資料をダウンロード

こちらの企業の導入事例をダウンロードいただけます。フォームを入力し、送信をお願いします。