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Cases 住友金属鉱山株式会社

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狙うのは「革新的な技術開発」。情報を活用し、ニーズに合わせた研究開発へとシフト

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【取材にご協力いただいた方】
住友金属鉱山株式会社
技術本部 技術企画部 担当課長 渡辺 章夫様
技術本部 電池研究所 主任研究員 博士(情報科学) 東間 崇洋様 
技術本部 新居浜研究所 湿式製錬プロセス開発グループ 山岡 尚樹様
機能性材料事業本部 事業室 営業グループ グループマネージャー 川本 淳様
機能性材料事業本部 事業室 営業グループ 担当課長 小川 信一様


経営理念に「地球および社会との共存」と「人間尊重」を、経営ビジョンに「技術力」と「ものづくり企業としての社会的使命と責任」を掲げ、カーボンニュートラルの実現に向けた「革新的な技術開発」に取り組む住友金属鉱山株式会社(以下:住友金属鉱山)。資源開発、非鉄金属製錬および、高機能材料の製造・販売を行っている同社は、従来のシーズ志向からマーケットのニーズに応じたニーズ志向での研究開発へと移り変わろうとしています。

今回はそんな「革新的な技術開発」に向け事業企画や研究開発を担われている機能性材料事業本部の川本様、小川様、技術本部の渡辺様、東間様、山岡様に、普段AnewsとAstrategyをどのようにご活用いただいているかお話を伺いました。

自由闊達な組織で「革新的な技術開発」の実現を目指す

──住友金属鉱山様の目指すビジョンと、各事業部の取り組みについて教えて下さい。

渡辺様:当社は鉱山開発・運営を行う「資源事業」、採掘した鉱山資源から高品質な金属素材を生み出す「製錬事業」、そしてその素材に新たな価値を付加する「材料事業」を組み合わせた「3事業連携モデル」を展開しています。

近年は加速化するカーボンニュートラルの流れを受け、脱炭素化社会の実現など社会課題の解決に向けた「革新的な技術開発」を目指し、取り組みを進めています。

そして「革新的な技術開発」を実現するためには、より活発な議論が必要であると考えています。そのため当社では「自由闊達な組織」を目指し、自分の思いや気づきについて上下関係を気にせず意見を出し合い、新しいアイデアやチャレンジを積極的に受け入れる環境づくりに取り組んでいます。

渡辺様

東間様:事業部門単位では、大きく分けて既存事業の技術革新と、新規事業や新製品開発の2つの軸で取り組みを進めています。私が所属する技術本部 電池研究所では、既存技術の技術革新としてリチウムイオン二次電池の材料に関する研究を行っています。具体的には、さらなる性能向上や低コスト化を実現するためにはどんな技術が活用できるかといった技術調査・研究を進めています。

山岡様:新居浜研究所にて機能性材料事業本部に関わる新規事業や新製品開発を目指し、研究開発に取り組んでいます。その中でも私は、主に銅やニッケルなど電子部品の材料として使われる金属粉に新たな付加価値を提供できないかといった開発に取り組んでいます。

東間様

マーケット情報と社内に蓄積された技術を組み合わせ、以前よりも効率的な情報収集・情報分析に

──Anews/Astrategyを導入された背景について教えて下さい。

渡辺様:これまでは「開発した技術を使ってどんな製品ができるだろうか」と、技術ありきで研究開発を進めていました。

しかし、その進め方では研究開発が終わった後にマーケットや顧客のニーズを探すことになり、製品化までに余計な手間や時間がかかってしまいます。そのため、今後はよりマーケティングに力を入れた研究開発へのシフトが必要だと感じていました。

川本様:ニーズに合わせた研究開発へシフトするうえで、マーケットや顧客に関する情報収集ももちろん重要ですが、同時に自分が得た情報を組織内に共有することも必要だと考えていました。そんななかで「情報を収集するだけではなく発信もできる」Anewsを知り、当社に合っているなと考え、導入を決定しました。

川本様

──業務の中でAnews/Astrategyはどのような役に立っていますか?

渡辺様:Anewsは「広く収集する」、Astrategyは「深く理解する」という目的で分けて活用しています。Anewsで関心に合わせてさまざまな情報を知り、より深く分析したい領域をAstrategyで調査するという感じですね。

特に当社のような材料メーカーは追うべき変数が膨大にあるため、サプライチェーン全体を俯瞰して捉えることが重要です。社会課題や顧客も時間と共に変化し続けるため、少しでも確度の高い研究開発テーマを検討するためには広い情報収集が欠かせません。

東間様:研究職の場合、どうしても意識が自身の研究分野の論文などの技術情報へ行きがちで、マーケット情報への意識が薄れてしまいます。Anewsなら研究分野に関連するマーケット情報をレコメンドしてくれるので、以前よりも視野が広くなり、顧客のニーズやマーケットの状況を踏まえながら研究開発を進められています。

山岡様:顧客ヒアリングで一歩踏み込んだ情報を引き出せるようになったことも、Anewsの活用によって生まれた変化です。
私は営業に同行して顧客先に訪問することがあるのですが、Anewsで顧客の業界情報、抱える課題、今後の展望といった情報を取得しておくことで、以前よりも深く踏み込んだヒアリングが出来るようになりました。例えば「最近貴社の競合企業が○○に関しての新製品をリリースしましたよね。そちらの部署では、それに伴う影響は何かありましたか?」といった顧客の状況を踏まえた質問を投げかけることで、得られる情報がグッと密度の濃いものになったと思います。

山岡様

──Anewsで特に気に入っている機能を教えて下さい。

東間様:日本語に加えて英語の情報も収集出来ることで、海外のマーケットや技術に関する最新情報が収集しやすくなりましたね。研究職だと海外で発表される技術情報を参考にすることが多いのですが、これまでは情報やテーマごとに国内メディア以上にさまざまな媒体へのアクセスが必要だったり、日本語版に翻訳されるのを待つうちに情報のタイムラグが発生したり、海外情報ならではの取得の難しさがありました。Anewsは一度キーワードを設定すれば自動的に最新の海外記事も取ってきてくれるので、研究開発をするうえで非常にありがたいと思っています。

山岡様:気になった記事にマークやコメントを出来る共有機能も役に立っています。私の上司がよくAnewsを使って情報収集しているのですが、Anews上でチームメンバーにメンションを付けて記事や論文を共有してくれるんですね。
自分一人で見ているとどうしても限界がありますが、上司や同僚から情報を共有してもらったり、彼らが注目した記事をまとめて閲覧する機能を利用することで、重要な情報の取りこぼしがなくなったと感じます。

東間様:モバイルアプリを使ってスキマ時間で情報を確認出来るところも助かっています。「パパ育休」を取った時期があったのですが、その際もモバイルアプリのAnewsを使って情報のキャッチアップをしていました。育児中はPCを開くことも意識的に情報収集の時間を持つことも難しいですが、ちょっとした合間に情報収集が出来たことで、育休後の復帰もスムーズに進められました。

──情報の分析を効率化するAstrategyはどのように活用していますか?

小川様:Astrategyは、業界やサプライチェーン全体の情報を「深く理解する」ことに活用しています。記事単体で情報を見るよりも業界を深く理解でき、新しい気づきや発見につながっていると思います。

社内で研究テーマを選定するときもAstrategyでマーケット全体を俯瞰してから、Anewsを使って具体的なテーマを選んでプレゼンテーションをするように、フローそのものも変化しています。

小川様

マーケットや顧客のニーズから、本当に求められる「革新的な技術開発」を

──Anews/Astrategyを活用して、今後実現していきたいことを教えてください

渡辺様:研究に着手した段階では先の予測は困難で、かつ私たちが研究する材料は結果が出るまでに20年30年かかることもあります。だからこそ、研究着手時に「なにがゴールなのか」「どんなビジョンを実現するための研究なのか」を、具体的に検討する必要があります。

今後は、Anewsで研究テーマに関する情報を広く収集し、Astrategyで深く調査することで、研究成果の向上に活用していきたいです。

川本様:研究開発の取り組みのスピードは加速しつつあります。AnewsとAstrategyを使ってコミュニケーションを活性化させ、当社が掲げる「自由闊達な組織」を目指していきたいです。

※記事内容および、ご所属等は取材当時(2023年3月)のものです。

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