[取材にご協力いただいた方]
テクノロジー& イノベーション本部インキュベーションセンター
主任 梅谷 麗 様
主査 加藤 里奈 様
テクノロジー& イノベーション本部インキュベーションセンター 主査 兼 サービス事業統括本部デジタルマーケティングサービスユニット
主査 別府 麻美 様
*別府様はTV 会議システムより参加しております。
新たな市場を創造するイノベーターとしてシステム業界を牽引するTISインテックグループ。テクノロジー&イノベーション本部インキュベーションセンターは新規事業の創出をミッションとして、スタートアップ、大手企業、TISの共創から、恒常的なイノベーションの発生と活用に向けた取り組みを行っています。
同社は事業アイデアの土台となる質の良い情報の効率的な収集を目的に、2018年5月からAnewsを導入。幅広い情報源から新規事業の業界動向やトレンドの把握に一役買っていると言います。
新規事業創出の土台となる質の良い情報収集のため、Anewsを導入
加藤様:私たちが所属するテクノロジー&イノベーション本部インキュベーションセンターは、当社が培ってきたデジタル技術を活用し、オープンイノベーションを推進する部署です。大きく機能は3つあり、「コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)」、スタートアップを中心とした「ビジネスマッチング」そしてオープンイノベーションによる「新規事業の創出」をミッションとしています。
梅谷様:当社の事業創出のテーマは、社会課題に直結するような成長の見える市場で、将来的に会社の柱となりうる事業を生み出すこと。インキュベーションセンターのメンバーはXRやウェルネス事業、HRなど、プロジェクト単位で全く異なる領域に携わっているので、幅広く多角的な情報収集が不可欠です。
ただ、自力で多くのメディアから情報を拾い集めると、目的の情報を得るのに時間がかかり、非効率的ですよね。また、導入前まで情報収集のために社内で推奨されているツールはなく、個人がそれぞれの方法でニュースを検索しており、取得できる情報が限定的になるという課題がありました。
そんな中、大企業とスタートアップのネットワーキングイベント「ILS(イノベーションリーダーズサミット)」で可能性のある企業を探している時に出会ったのが、ストックマークさんです。Anews なら質の良い情報をよりスピーディーに収集できるのではと考え、導入しました。
Anewsで業界のトレンドを幅広く吸収。情報をつなげて、事業アイデアの元に
イノベーションは知と知の掛け合わせ。幅広い情報から業界のトレンドを探る
加藤様:Anews は主に新規事業を考える上で、ターゲティングや業界各社の動向をリサーチするための情報収集ツールとして利用しています。これまで色々な検索サイトを利用して情報を収集していましたが、Anewsは設定したキーワードによってフィルタリングされた情報が集約されているので、欲しい情報に効率的にアクセスできていると感じます。
また、様々な情報収集元からニュースを拾ってくれるので、幅広く業界のトレンドを知りたい時など、情報収集の第一段階として役立っています。
梅谷様:導入して良かったポイントとしては、AIが選んだ重要ニュースが毎朝メールで配信されるので、メールがトリガーになり、気になるニュースを見つけられることですね。自分で検索する範囲内では見ることができなかったニュースに触れると、刺激になります。
Anewsでの発見が新たなアイデアのきっかけに
梅谷様:新規事業の創出には、仮説を設定し、プロジェクトの方向性を決めて、アイデアを具現化していくというサイクルがあります。私たちの部署のメンバーはそれぞれのペースで事業開発のフェーズに携わっているため、アイデア出しの段階の人もいれば、ある程度ターゲットが決まって開発を始める段階の人も。Anews はアイデア出しの段階で活用している人が多い印象です。自分の力では見ることができなかったニュースをAIが拾ってくれるので、発見がありますね。
加藤様:アイデア検討段階では、自分の視野を広げてくれる情報も重要で、情報収集のファーストステップとして活用できるツールだと思います。
梅谷様:例えば、当社が開発した音声入力システムと、別ジャンルのものを掛け合わせた新規サービスを考える際に、Anewsで医療系のニュースを見て、そこからアイデアが生まれました。幅広く情報をインプットして、アイデアを膨らませる良いきっかけになっています。
梅谷様:今後、事業アイデアを持った人がAnewsを情報のインプットに活用し、アイデアを固めて、事業を作り出すという新しいサイクルができるといいなと思います。また、その先で事業の方向転換が必要になれば、さらなる情報収集にも活用できる。事業サイクルで立ち止まった時に「とりあえずAnewsを使ってみよう」というツールになって欲しいですし、これからも利用促進を進めて行きたいですね。
情報感度の高い人材の育成にAnewsを使いたい
加藤様:新規事業を創出し、社会に新たな価値を提供するためには、常に関連する領域の動向を捉え、時代の一歩先を進んでいなければなりません。そのためには、情報感度を高めるのは重要です。
別府様:私はシリコンバレーをメインとした最新トレンドを兼務元事業部に連携しながら、兼務元領域のサービスを企画する役割を担っております。特定の領域に絞った情報はもちろん深く理解しておく必要はあるのですが、様々な部署と関わる中で、担当領域だけの深堀では情報感度に限界があるという課題を感じていました。
新規事業に関わる部門だけでなく、お客様と対峙して既存事業を推進する事業部と新たな価値を創造するためには、一つのテーマを深く掘ることも大事ですが、広い視野を持ってアンテナを張れる人材が必要です。興味のある範囲の情報だけを収集していては、変わりゆく時代に生き残れませんよね。
主要なメディアから得られる情報は誰もが知っていて平均的です。Anewsを使って、自分の興味から広げていくというやり方であれば、一般化しすぎずに自分の強みとなる情報を得られる。そうしてあらゆる情報源から「進むべき方向の指針となるような情報」を見極められる、情報感度の高いイノベーターを育てていきたいですね。
※記事内容および、ご所属等は取材当時(2020年8月)のものです。
事例資料をダウンロード
こちらの企業の導入事例をダウンロードいただけます。フォームを入力し、送信をお願いします。