セミナー概要
今、多くの企業ではデジタルトランスフォーメーション(以下、DX)の推進が経営課題となっています。DXの本質は顧客起点の新たな価値を創造するビジネスへの転換にありますが、DX推進部門を設置したものの社員への危機感の醸成や、縦割り組織の弊害として部門を超えた活動の足並みが揃わないなどの理由から、変革が停滞している企業が見受けられることも事実です。
一方、テクノロジーの急速な発展と激しい社会環境の変化が起きる中、一時的な変化への適応では意味がなく、イノベーションを起こすために学習し続けるアジリティの高い組織を構築する「組織変革能力」の獲得の重要性が指摘されており、DXの推進とその先にあるイノベーションの創出には企業文化そのものを変えていくことが大きな鍵になります。
今回は、DX先進企業とDX後進企業で組織風土にどのような違いがあるのかについてアンケート調査を実施した結果を基に、DXを加速させイノベーションを生み出すための組織について解説いたします。ゲストスピーカーには立教大学経営学部で助教を務め、事業を生み出すための「人」や「組織」について研究され、多数の書籍出版をされている田中氏と企業変革を人財領域から支援されているエッグフォワード株式会社の代表取締役社長の徳谷氏をお招きし、様々な視点から皆様が変革を進めるためのヒントをお伝えいたします。
また、アンケート調査に関しては、DXが進む企業の実態を明らかにすべく、以下の独自の指標を用いて実施いたしました。本調査の結果から、DXが進んでいる先進企業は風通しの良い組織風土を持つことがわかりました。本セミナーへご参加いただいた方には詳細の調査レポートをご送付させていただきます。ご興味の方は、ぜひご参加をお待ちしております。
このような方におすすめ
・DXに適した組織風土とはどのような風土なのかを知りたい方
・DXを加速させるための「企業文化変革」を実現するヒントを知りたい方
・イノベーションを起こすための組織の在り方や人財についてご興味の方
登壇者
田中 聡氏
立教大学
経営学部 助教
1983年 山口県周南市生まれ。博士(東京大学・学際情報学)。新卒で株式会社インテリジェンス(現・パーソルキャリア株式会社)に入社。大手総合商社とのジョイントベンチャーに出向し、事業部門での実務経験を経て、2010年 同社グループの調査研究機関である株式会社インテリジェンスHITO総合研究所(現・株式会社パーソル総合研究所)立ち上げに参画。同社リサーチ室長・主任研究員・フェローなどを務め、2018年より現職。専門は、経営学習論・人的資源開発論。働く人とチームの学習・成長について研究している。経営行動科学学会 学会賞(奨励研究賞)、人材育成学会 学会賞(奨励賞)などを受賞。主な書籍(共著)に、『チームワーキング』『事業を創る人の大研究』など。
徳谷 智史氏
エッグフォワード株式会社
代表取締役社長
組織・人財開発のプロフェッショナル。大手戦略コンサルティングファームでアジアオフィス代表を務めた後、人の可能性を最大化するべく、「世界唯一の人財開発企業」を目指しエッグフォワードを設立。リクルートグループ・総合商社・戦略コンサル等の大手から、ユーザベース等の上場前後のスタートアップ各社まで、業界トップの数百社に対し、人財・組織開発やマネジメント強化のコンサルティング・トレーニングを幅広く手がける。同時に、キャリアの専門家として2万人を超えるビジネスパーソンの意思決定・成長支援を実施。東洋経済Online連載。著書「いま、決める力」等。
林 達
ストックマーク株式会社
代表取締役CEO
東京大学文学部宗教学科卒業。伊藤忠商事にて投資戦略策定及び事業投資、事業会社管理業務に従事。学生時代には、東京大学・北京大学・ソウル大学の学生交流ネットワークにて、300名規模のフォーラムを主催。その後、東アジアの富裕層向けインバウンドサービスを提供するスタートアップを設立、大手旅行代理店との提携、行政との共同事業を成功させる。2016年、ストックマークをスタートさせ、AI✕テキストマイニングを強みとするSaaSであるAnews、Astrategyを開発・運営中。AIによって日本企業のビジネス・プロセスを再定義し、グローバルでの競争力を高めるべく奔走中。
開催概要
日 時:2021年6月11日(金) 16:30-18:00
場 所:オンライン(Zoom)
参 加 費:無料 (事前登録制)
主 催:ストックマーク株式会社
※競合企業様などのご参加をお断りする場合がございます。予めご了承くださいませ。