セミナー概要
化石燃料の代替として、また、環境への負荷を軽減できるエネルギー源として注目される水素エネルギー。製造プラント、運輸の代替燃料(バス・自動車・船舶)など、幅広い分野での活用が期待されています。
水素エネルギーには様々な製造方法がありますが、特に「グリーン水素」は、製造から利用に至るまで、二酸化炭素を一切排出しない環境に優しい水素製造方法として注目されており、そこで重要な役割を果たすのが「水電解」技術です。
水電解は水を電気で分解して水素をつくる製造方法であり、水を原料に製造が可能なため資源枯渇の心配がなく、その過程でCO2を排出しないことで、グリーン水素製造の中心的な役割を果たすと注目されています。
今回のセミナーではゲストとして、グリーン水素社会に必要な水電解の電極材料について研究をされている横浜国立大学 大学院工学研究院の松澤准教授をお招きして、グリーン水素および水電解をテーマに最新の動向と今後の技術開発に向けた課題についてお話いただきます。
グリーン水素および水電解技術や、その今後の可能性について把握されたい方は、ぜひご参加ください。
このような方におすすめ
・水素を活用した技術開発に取り組まれている方
・次世代エネルギーシステムの開発に取り組まれている方
・企業にてサステナブル推進や技術開発に携わられている方
登壇者
松澤 幸一 氏
横浜国立大学 大学院工学研究院
准教授
【講師経歴】
2005年3月 横浜国立大学大学院工学府 機能発現工学専攻修了 博士(工学)
2005年4月 (株)けいはんな 京都府地域結集型共同研究事業 入社
2008年3月 (株)けいはんな 京都府地域結集型共同研究事業 退社
2008年4月 横浜国立大学大学院 工学研究院 助教
2013年1月 国立大学法人 横浜国立大学大学院 工学研究院 准教授(現在に至る)
【研究歴】
固体高分子形燃料電池の白金触媒の研究(-2008年)
固体高分子形燃料電池の非白金系非貴金属酸化物系触媒の研究(2008年-)
固体高分子形水電解の非貴金属酸化物系触媒の研究(2008-2013年、2018年-)
アルカリ水電解の酸化物系触媒の研究(2014年-)
【所属学会】
電気化学会、水素エネルギー協会、日本MRS、ナノ学会等
【著 書】
水電解による水素製造技術 ~ 各種水電解法の基本・最新技術と世界の水素政策動向 (シ
ーエムシー・リサーチ, 2023)、水素の製造、輸送・貯蔵技術と材料開発事例集 (情報技
術協会, 2019)、トコトンやさしい水素の本 第2版 (日刊工業新聞社, 2017)等
開催概要
日 時:2024年12月9日(月) 16:00-17:00
場 所:オンライン(Zoom)
参 加 費:無料 (事前登録制)
主 催:ストックマーク株式会社
※競合企業様などのご参加をお断りする場合がございます。予めご了承くださいませ。
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