
セミナー概要
脱炭素社会を牽引する新たなエネルギーとして注目を集める「アンモニア(NH₃)」。
これまで化学肥料や樹脂などの原料として広く利用されてきたアンモニアですが、水素と同様に「燃やしてもCO₂を排出しない」という特性を持っていることから、今、化石燃料に代わるクリーンなエネルギーとして、世界中で研究開発が加速しています。
アンモニアは、次世代エネルギーとして工業プラントや火力発電、船舶燃料への活用が進められているだけでなく、水素エネルギーの貯蔵・輸送手段としての役割(=水素キャリア)など、エネルギーの流通や分配を支える面でも注目されています。
さらに、利用時だけでなく製造時にもCO₂を排出しない「グリーンアンモニア」の研究開発も進められており、環境負荷低減やサプライチェーン全体の脱炭素化に寄与する重要な選択肢としても期待されています。
このように多岐にわたる分野での利用が期待されているアンモニアですが、燃焼技術の最適化、コスト競争力の確保、安定供給の体制整備、また大気汚染の原因となる窒素酸化物(NOx)の発生といった課題もあり、これらを乗り越えるべく、産業界や研究機関中心に技術検証が活発に進められています。
本セミナーでは、アンモニア燃料研究の第一人者である岐阜大学 副学長・工学部 教授 神原 信志 氏をお迎えし、アンモニアに関する最新の技術動向と利用拡大に向けた課題、そして今後の展望などアンモニア利用の「最前線」を解説いただきます。
アンモニアは次世代エネルギーの主役になれるのか?可能性と課題を知る絶好の機会です。ぜひお気軽にご参加ください!
このような方におすすめ
・次世代エネルギーシステムの開発に取り組まれている方
・アンモニアをはじめとしたクリーンエネルギーへの取り組みを検討されている方
・次世代燃料の最新動向や技術課題を把握し、事業機会を模索している方
登壇者

神原 信志氏
岐阜大学
副学長/工学部 教授
略歴
出光興産株式会社で固体燃料関連の研究開発に従事した後、2003年5月岐阜大学大学院環境エネルギーシステム専攻助教授(のち准教授)、2013年6月教授、2022年4月岐阜大学副学長。専門分野は化学工学を基盤とする環境エネルギー工学、反応工学、プロセス工学。学会は化学工学会、日本エネルギー学会、日本機械学会、自動車技術会に所属。現在は、石炭ガス化、アンモニア・水素利用、カーボンリサイクルに関する研究に従事。2022年日本エネルギー学会学会賞受賞。
開催概要
日 時:2025年3月7日(金) 11:00-12:00
場 所:オンライン(Zoom)
参 加 費:無料 (事前登録制)
主 催:ストックマーク株式会社
※競合企業様などのご参加をお断りする場合がございます。予めご了承くださいませ。
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