セミナー概要
近年、目覚ましい発展を遂げ、産業界に革新をもたらす可能性を秘めた『量子コンピュータ』。古典コンピュータでは困難な複雑な計算を高速に処理できるその特性は、材料科学、創薬、金融、ロジスティクス、AIなど、広範な分野でその応用可能性が現実味を帯び、世界中で熾烈な開発競争が繰り広げられています。特に近年は、ハードウェア性能の向上に加え、実用的な量子アルゴリズムの研究開発が加速し、社会実装に向けた具体的な動きが活発化しています。
その一方で、量子コンピュータの実用化には、極めて不安定でノイズに弱い量子ビットの安定性を高め、計算エラーを抑制する誤り訂正技術の確立、そして量子コンピュータの能力を最大限に引き出す実用的なアルゴリズムの開発といった技術的ハードルが存在します。さらに、開発された技術を実際のビジネス課題に適用するためには、深い専門知識と、PoC（概念実証）などを通じた実践的なアプローチが求められ、量子コンピュータのポテンシャルを最大限に引き出すためには、最新の技術動向を正確に把握し、自社の研究開発や事業戦略にどのように応用していくかを具体的に検討する必要があります。
本セミナーでは、量子コンピュータ研究の最前線に立つ法政大学 情報科学部の 川畑 史郎 氏 をお迎えし、量子コンピュータ技術の最新動向、社会実装に向けた技術課題、そして各産業分野における応用可能性について、基礎から市場の概要や背景まで幅広く解説いただきます。量子コンピュータ技術の進化がもたらす新たな可能性について考え、これからの研究・開発のヒントを得たい方は、ぜひお申し込みください。
このような方におすすめ
・量子コンピュータの市場や技術の最新動向に関心のある方
・量子コンピュータ・量子技術の研究開発に取り組まれている方
・量子コンピュータ技術を活用した新規事業・プロダクト開発を検討している方
登壇者
川畑 史郎氏
法政大学
情報科学部 教授
1998年～ 通商産業省 電子技術総合研究所 研究員。
2001年～ 産業技術総合研究所 研究員。
2023年～ 産業技術総合研究所 量子・AI融合技術ビジネス開発グローバル研究センター 副センター長。
2024年〜現在 法政大学 情報科学部 教授。
2025年〜現在 NEDO イノベーション戦略センター フェロー。
その間、文部科学省 光・量子飛躍フラッグシッププログラム Q-LEAP量子情報処理領域 サブプログラムディレクター、Q-LEAP人材育成プログラム領域 プログラムディレクタ、一般社団法人 量子ICTフォーラム 技術担当理事、経済産業省 貿易経済安全保障局 安全保障貿易管理調査員などを兼務。
1998年 博士〔工学）。専門は、量子コンピュータ、量子情報理論、物性物理。
開催概要
日 時：2025年6月4日(水) 16:00-17:00
場 所：オンライン（Zoom）
参 加 費：無料 (事前登録制)
主 催：ストックマーク株式会社
※競合企業などのご参加をお断りする場合がございます。予めご了承くださいませ。
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お申込み後に視聴用URL発行のメールが送信されます。もし、メールが届かない場合は、「marketing@stockmark.co.jp」にご連絡をお願いいたします。
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